哀悼。

今日は先日お亡くなりになられた学校の先生の追悼礼拝でした。
僕はその先生との直接の面識は無かったのではありますが、昨年度まであたりまえの存在として共存してきた生命のひとつが空虚になってしまったと思うと、その分だけ空気の濃度が薄れてしまった感じがして、悲しい限りです。
聖歌隊席の都合上、遺影や生徒席の様子なんかは殆ど見ることができず、気づけば遺影を拝まぬままとなってしまっておりましたが、空気が振動することを拒絶したかのような静寂とにもかかわらず絶えずどこからか漏れてくるすすり泣きの微かな声が僕にとってのそれを象徴するかのように焼き付いています。あとそれと、先輩が歌われたレクイエムの響きでしょうか・・・。


彼の先生は、自らの志のほんの一部でも、成し遂げ誰かに託すことができたのでしょうか。
それを僕等の誰かが継ぎ息吹かせることができていることを願って、ただ先生のご冥福を祈ります。