ファイターズ日本一おめでとう!!
第3戦〜今日と、非常におもしろいゲームを見せてもらった。多くをここに書くことはいろんな制約からできないけれど、まずは敗れたドラゴンズも含め、両チームに感謝と激励の拍手を送りたい。
特に日ハムは、日本代表としてアジアシリーズがんばってくれ!! そしてSHINJOよ、ありがとう!! 彼がグラウンドを去っても、日ハムには彼の野球を引き継いでもらいたい。
このシリーズが終わってみて個人的に思うのは、やっぱり"楽しむこと"の大きさ。当然その前提には、真剣に取り組む真摯な姿勢があってのものだけど。
ただこのシリーズ、特に今日の試合なんかは、両チームのこの姿勢の差が出たんじゃないかなぁ、と。
「日本シリーズというものにやり返したい」
という気持ちと、
「どっちが勝ってもいいじゃない。楽しんでもらえたら」
という気持ち。
全部が全部そうだとは言いませんけど、両チームのひとりの選手が開幕前に語ったこの言葉、それに象徴されるものがハッキリと対立したシリーズだった気がするのです。必死で投げた川上の悲壮感と、満身創痍ながら笑い続けたSHINJOの違いのような。
何も前者が悪いとは言いませんし中日というチームは非常に立派で、"大人のチーム"と呼ばれる野球は確かにひとつ完成された素晴らしい野球の形だったと思うのですが、この対決の中で、これはどこか気持ちの部分で、やはり勝つべきは後者だ。その様に思えたのです。
そしてこのことは、なにも野球に限らずより多くのものにおいても。
そう思うと、新庄剛志さんってとても偉大です。満身創痍で、あれだけ必死でプレーして、それと同時に周囲も自分も楽しませることのできるあの強さ。
ファイターズには、是非とも彼が残したこの素晴らしき野球・チームを継いでいって欲しいと思います。
さて、次のアジアシリーズ、恐らくSHINJOは引退済みで居ないでしょうがその中でファイターズがどんな"楽しむ野球"を見せてくれるか、楽しみです。
そして余談だけど、ファイターズの選手たちが優勝してハグをしている場面を見て、急にコーラスの去年のフェアコンを思い出した。
僕はSHINJOとは違う。
ただ、想える場所は大きい。
だから、勇気をもらった、というのもほんの少し、違うけど、
このままでは、終われない。終わらさない。