残念。。。

今日の五輪・野球日本代表の準決勝、残念でした。。。 ぃゃ、残念というより絶望したとも言えるかもしれない。




打てなかった打線や無駄な四球なども多々あったけど、7回の同点劇まではまだよかったとは思う。ただ、8回以降はあまりに空気が悪かった。


今大会では非常に調子が悪かったとは言え、8回あの場面で岩瀬を使ったことに僕は異存ない。ただ、勝ち越し弾となったスンちゃん*1への最後の一球、配球にせよ逆球だったにせよ、不振で外角のボールに全く合ってなかったところに何故インローを放ったのか…。それをスタンドまで放り込んだのはさすがアジアの大砲*2とは言え、日本国内でも散々対戦してた相手だけあって岩瀬-矢野のバッテリーなら本塁打という結果だけは避けれたように思えてならないのが残念。


ただ、打たれてしまった本塁打は仕方ない。でもその後の空気の悪さが僕が絶望した原因なんだ。特に、ベンチの。
これはどうやら負けた試合に共通する要素としていろんなところで指摘されてるらしいけど、ああいった場面で日本のベンチからは殆んど声を出してる様子が見当たらなかった。出してるように感じられたのは川崎ぐらい。キャプテンの宮本は今回守備やベースコーチでなかなかベンチに居なかったしね。
今回、ベンチから声を出したりすることで戦う姿勢をフィールドに立つ選手たちに伝えるという行為があまりに無さすぎたように思う。


この試合のあの場面だって、残り一イニングとはいえまだ2点。ベンチがそれを大声で出したり、待機してる控えのメンバーがバットを持って「これぐらい取り返してやる!」という姿勢を示していれば、nervousな性格ゆえにビビりまくって硬くなりまくってフライを落球したG.G.佐藤もそれを見て少しは緊張が良い種類のものに変わっていたように思うんだ。
ところがベンチの様子は真逆だった。あれで試合が決まってしまった。


星野監督も選手に渇を入れるのが持ち味というかそういう監督だと思っていたのだけど、今大会では結局ここまでそれを発揮することはなく淡々としたままだったように思う。試合後の様子もあそこまで淡々と試合を振り返ったり(人脈がある相手とはいえ)笑顔で相手の選手を称えたりしている様子から感じられた余裕にはフィールドの選手とのギャップもあって違和感を感じたよ。




…負けた試合で共通して打ち込まれた岩瀬とこの試合実質2エラーで試合を決めてしまったG.G.は辛いだろうな、完全に泣いていたし、バッシングもあるだろうし。。。


今回の総合的な敗因はそういったチーム作りにあったんじゃないかと、個人的には思わざるをえない。





…少なくともまだ明日、最後のメダルをかけた戦いがある。その場所でこそ、「選手は」だけじゃなくて日本代表全体が死に物狂いになってメダルを取りにいってくれることを願うよ。

*1:韓国代表四番、イ・スンヨプ選手の愛称。

*2:これもスンちゃんの愛称。